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2010/9/24

総合 – 自動車産業ニュース

IAA国際商用車見本市、独ハノーバーで開幕

この記事の要約

第63回IAA国際商用車見本市が23日、ドイツのハノーバーで開幕した(プレス公開:21~22日、一般公開:23~30日)。今年は世界42カ国から1,748社が出展、272件の世界初公開が予定されている。\ 今年の同見本市 […]

第63回IAA国際商用車見本市が23日、ドイツのハノーバーで開幕した(プレス公開:21~22日、一般公開:23~30日)。今年は世界42カ国から1,748社が出展、272件の世界初公開が予定されている。

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今年の同見本市のモットーは「商用車:効率的、柔軟、確かな将来」で、燃費向上や代替燃料などの効率改善に関する技術革新や、商用車ならではのドア・ツー・ドアの柔軟な輸送サービス、将来の輸送量増加による商用車需要の拡大などに重点を置いた内容となっている。

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燃費改善については、トランスポーターやバス部門で、代替燃料、ハイブリッド、電気自動車に関する技術が多く展示されている一方、遠距離輸送向けの大型トラック部門では従来エンジンの燃費改善および有害物質の削減によるクリーンディーゼル技術に今後も重点が置かれる傾向が見られる。このほかにも、緊急ブレーキシステムや車線離脱警告システムなど安全システムに関する新技術も数多く紹介されている。

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出展する1,748社のうち国外からの参加は全体の56%を占めた。今年のテーマ国は、ベネルクス三国、中国、インド、トルコとなっており、トルコは国外勢としては最も多い136社、中国は2番目に多い117社が出展している。

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また、出展社のうち、部品メーカーは954社で全体の55%を占めた。2番目はトレーラーメーカーの204社。以下、物流システム146社、バスメーカー60社、トラックメーカー46社、軽商用車メーカー34社などとなっている。

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■ 独商用車メーカー、販売好調

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ドイツの商用車メーカーの販売が好調だ。23日に開幕したIAA国際商用車見本市(ハノーバー)に合わせて、MAN、ダイムラー、フォルクスワーゲンの3社はそれぞれ、今年前半の販売実績や通期見通しを明らかにした。

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MANは2010年の販売が従来予想の10万台超を上回る11万5,000~12万台となる見通し。フォルクスワーゲン(VW)の商用車部門であるVWヌッツファールツォイゲ(VWN)は今年、過去最高の2008年(44万7,000台)を上回る販売を見込んでいる。ダイムラーのトラック部門(ダイムラー・トラックス)は2010年1~8月の販売台数が前年同期を33%上回った。

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