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2010/11/5

企業情報 - 部品メーカー

独内装部品メーカー、身売りで生き残りへ

この記事の要約

8月に倒産した独自動車内装部品メーカー、ロイム・グループ(バーデン・ヴュルテンベルク州ハルトハイム市)の管財人であるマルクス・ヴィンクラー氏は、年内にも売却先を決定する方針を明らかにした。すでに複数の投資家が買収に関心を […]

8月に倒産した独自動車内装部品メーカー、ロイム・グループ(バーデン・ヴュルテンベルク州ハルトハイム市)の管財人であるマルクス・ヴィンクラー氏は、年内にも売却先を決定する方針を明らかにした。すでに複数の投資家が買収に関心を示しており、交渉がかなり進んでいるところもあるという。

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ヴィンクラー氏は8月に暫定管財人に指名された後、国内3カ所にある工場を従来通り営業しながら経営再建に取り組んできた。この結果、工場はほぼフル稼働の状態に戻っている。最近では派遣などの臨時社員を投入しなければ注文に生産が追いつかないほどだという。

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ヴィンクラー氏は、再建が順調に進んでいることについて、同社が様々な分野で独自の地位を築いていることに加え、顧客の自動車や自動車部品メーカーが取引を継続する形で支援してくれていることが大きいと話す。

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