2010/11/26

総合 – 自動車産業ニュース

「EUはグリーンランドのレアアース開発支援を」、原材料不足で欧州委員が提言

この記事の要約

欧州連合(EU)の欧州委員会のデフフト委員(通商担当)は18日、欧州議会の聴聞会で世界的な原材料不足について証言を行い、中国によるレアアース(希土類)の輸出規制に対応するため、EUはグリーンランドでの鉱床開発を支援すべき […]

欧州連合(EU)の欧州委員会のデフフト委員(通商担当)は18日、欧州議会の聴聞会で世界的な原材料不足について証言を行い、中国によるレアアース(希土類)の輸出規制に対応するため、EUはグリーンランドでの鉱床開発を支援すべきだとの考えを明らかにした。同委員はグリーンランドのレアアース埋蔵量は全世界の供給量のおよそ25%にあたると説明。中国に代わるレアアースの主要な供給元として開発を加速させる必要があると述べた。

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世界におけるレアアース生産量の9割以上を占める中国は7月、国内での需要拡大を理由に年内の輸出枠を72%削減すると発表。これを受けてレアアースの取引価格が高騰し、各国で新たな調達ルートを開拓する取り組みが活発になっている。

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デフフト委員は中国の複数の関係閣僚に書簡を送り、レアアース問題をめぐるEU側の懸念を伝えたと説明。さらにEUと米国の対話でも、いかにしてレアアースの安定供給を確保するかが主要テーマになるとの見通しを示した。

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一方、同委員は深刻化する原材料不足が「世界経済のシステミック・リスク」になっていると指摘。EUでは現在、綿花と木材の供給が不足していることを明らかにし、インドに綿花の輸出制限を撤廃するよう求める一方、ロシアには木材の輸出関税を引き下げるよう要請していると説明した。

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