欧州自動車産業情報、メーカーの動向、最新技術の情報を配信

2010/11/26

企業情報 - 自動車メーカー

ダイムラー、ハンブルク工場に軽量部品の新棟を建設

この記事の要約

独自動車大手のダイムラーは19日、ドイツのハンブルク市ハールブルク区にある工場で軽量部品を生産する新棟の上棟式を行った。新棟の床面積は1万平方メートル、建設投資は約1,700万ユーロ。2011年4-6半期に完成し、段階的 […]

独自動車大手のダイムラーは19日、ドイツのハンブルク市ハールブルク区にある工場で軽量部品を生産する新棟の上棟式を行った。新棟の床面積は1万平方メートル、建設投資は約1,700万ユーロ。2011年4-6半期に完成し、段階的に製造設備を搬入する予定。

\

新棟では、メルセデスベンツブランド(乗用車)向けの構造部品の生産を2011年内にも開始する計画。ダイムラーが特許を取得した内部高圧成形分野におけるポリマーハイブリッド技術を使い、金属と樹脂のハイブリッド部品を生産する。同技術の活用により、軽量かつ強度に優れた複雑な部品を量産化することができるという。

\

ハンブルク工場では主に、車軸や車軸部品、ステアリング・コラム、ペダル装置、エキゾーストマニホールドなどを生産している。製造事業と並行して、同工場では内部高圧成形やレーザー溶接技術など、最新の製造技術の実用化プロジェクトも実施している。同工場の面積は32万7,000平方メートルで、生産面積は12万6,000平方メートル。約2,600人が働いている。

\

ダイムラーは軽量部品ではこのほか、炭素繊維複合材料(CFRP)部品を2012年から量産モデルに採用する計画。CFRP部品の開発では東レと協力関係にある。

\
一般・技術・その他 (旧)
COMPANY |
CATEGORY |
KEYWORDS |