ドイツ工作機械工業会(VDW)は22日、同国工作機械業界の2010年7-9月期の受注高が前年同期に比べ117%増加し、統計データを取り始めて以来初めて3ケタ増を記録したと発表した。国外受注が128%増、国内受注も99%増と好調だった。1~9月の累計は全体で77%増加。国外受注は82%、国内受注は69%拡大した。
\VDWのヴィルフリート・シェーファー専務理事は大幅な増加について、世界的な経済危機による2009年の急減による反動が背景にあると説明、2008年比では7-9月期は20%減、1~9月比では40%も下回っていると指摘した。
\受注好調を受けて工場の平均稼働率は85.9%に回復。9月末時点の業界就業者数は6万4,300人だった。
\VDWは今年の生産高予想を従来の前年比12%減から6%減に上方修正、業界売上高は2004年とほぼ同水準の93億ユーロと予想している。
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