独産業設備メーカーのアイゼンマンは22日、産業用接着システムメーカーのインテック・ビーレンベルク(intec Bielenberg)の過半数資本を取得したと発表した。買収価格は公表していない。
\インテックは1972年の設立で、アウディやBMW、メルセデス・ベンツ、フォード、オペル、フォルクスワーゲンなど大手自動車メーカーを顧客に持つ。アイゼンマンによると、インテックは素材の異なる複数の部品を接着するシステムで優れた技術を持つ。
\一方、アイゼンマンは塗装プラントや搬送設備のほか、環境技術や高温な作業工程の分野を得意とする。従業員数は約2,500人。同社は今回の買収により、サービスの幅を広げると共に、新しい産業設備の共同開発や新市場の開拓も視野に入れている。自動車業界にとどまらず、その他の産業分野でも自動接着装置の需要はあるとして今後の事業拡大に意欲を示す。例えば、繊維強化複合材料の軽量部品や複数の素材を組み合わせた部品では高度な接着技術が求められているという。
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