仏PSAプジョー・シトロエンはこのほど、小型商用車のプジョー「パートナー」、シトロエン「ベルリンゴ」の電気自動車(EV)バージョンの販売を開始した。最初の引き渡し先は郵政公社ラ・ポストで、250台を納車した。
\EV版の「パートナー」と「ベルリンゴ」は、モナコに本社を置くスポーツカーメーカー、ヴェンチュリーからバッテリーやパワートレインを調達し、2011年までに1,500台を生産する計画。
\PSAはまた、今月後半から小型EVのプジョー「イオン」、シトロエン「C-ゼロ」の販売を開始する。両モデルは、PSAと業務提携する三菱自動車が「アイ・ミーブ」をベースにOEM生産する。
\PSAは今後、EVの開発・生産についてはアウトソーシング化を進め、ハイブリッド車に経営資源を集中させる方針を示している。同社によると、2020年までに新車販売全体に占める割合はEVが4~5%にとどまる一方、ハイブリッド車は11%に達する見通しで、環境対応車市場における重要性はハイブリッド車の方が高いと見ているという。11年にはプジョー「3008」とシトロエン「DS5」のハイブリッド車を市場投入する予定だ。
\