スウェーデンの自動車安全システム大手オートリブは日本市場で企業買収の可能性を模索している。同社のヤン・カールソン最高経営責任者(CEO)が6日、ストックホルムの本社行われた記者会見で明らかにした。
\オートリブは日本市場でのシェアがその他の市場に比べて低く、企業買収はシェア拡大に寄与すると見込んでいる。まずは、買収候補企業と簡単な話し合いの機会を設け始めている。買収資金は、キャッシュフローと銀行融資で約10億ドルを用意できる見通しという。
\同社は日本市場以外ではこれまで、レーダーや電子部品など事故の発生を防止するためのアクティブセイフティー分野での買収に積極姿勢を示している。カールソンCEOによると、同分野の市場規模はシートベルトやエアバッグに比べると大幅に小さいものの、極めて速いペースで成長している。オートリブでは同分野で今年は約1億ドルの売上高を見込んでいるという。
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