独自動車用照明・電子部品メーカーのヘラーは8日、自動車用光学ガラス製プロジェクションレンズなどを生産する独ドクターオプティクス(Docter Optics)に過半数出資する計画を発表した。同社に出資するローデンストック・テクノロジー・ホールディングから持ち分を取得する。同取引の成立にはカルテル当局の認可が必要となる。
\ヘラーは今回の措置により、自動車用LEDプロジェクションレンズの開発を強化するほか、非自動車事業の拡大を進める方針を示している。ドクターオプティクスはヘッドライトに使われる非球面レンズに強く、さまざまな光源(LED、キセノン、ハロゲン)の製品を開発している。
\ローデンストックは1995年に経営難に陥っていたドクターオプティクスの資本の3分の1を取得。翌1996年にヘラーと独自動車部品大手のボッシュもそれぞれドクターオプティクスの資本の約33%を取得した。ボッシュは2002年に持ち分を売却している。
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