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2010/12/10

一般・技術・その他 (旧)

独レスワイヤー、車載ホットスポットルーター開発

この記事の要約

ワイヤレス通信機器メーカーの独レスワイヤー(フランクフルト・アン・デア・オーダー)は、車載無線LAN(WLAN)ルーター「Wi2U」を開発した。スマートフォン、ノートパソコンなど異なるデジタル機器を8台まで同時にインター […]

ワイヤレス通信機器メーカーの独レスワイヤー(フランクフルト・アン・デア・オーダー)は、車載無線LAN(WLAN)ルーター「Wi2U」を開発した。スマートフォン、ノートパソコンなど異なるデジタル機器を8台まで同時にインターネット接続できる。ある自動車メーカーが同ルーターの採用を決めており、来年第2四半期から量産車に組み込むという。ただ、現時点でブランド名は公表できないとしている。

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Wi2UはGSM、GPRS、EDGE、3G、HSDPA、HSUPAの各通信規格に対応しており、最大通信スピードはHSUPA/HSDPA利用時で下り回線が7.2メガビット/秒(Mbps)、上り回線は5.7Mbsp。通信はWPAまたはWPA2というWLAN通信暗号化規格に準拠しているため、車外の第3者からの不正アクセスはブロックされる。また、GPS機能を搭載しており、盗難時に自動車の現在地を携帯ショートメッセージ(SMS)か電子メールで知らせることもできる。

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自動車業界誌『アウトモビールボッヘ』によると、Wi2Uの価格は後付けの場合で385ユーロ。レスワイヤーは独ボーダフォンと提携し、12月31日までの限定でエイサーのネットブックとWi2Uをセットにして299ユーロ(税別。ボーダフォンのモバイルコネクトプラン契約が別途で必要)で販売している。

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