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2010/12/10

一般・技術・その他 (旧)

独ダイムラー、ナイトビューアシストに新機能

この記事の要約

独自動車大手ダイムラーは8日、夜間の安全な運転をサポートするナイトビューアシスト・システムに新機能を導入すると発表した。車両の前方にいる歩行者をスポットライトで照らし、ドライバーと歩行者の両方に事故の危険を知らせる仕組み […]

独自動車大手ダイムラーは8日、夜間の安全な運転をサポートするナイトビューアシスト・システムに新機能を導入すると発表した。車両の前方にいる歩行者をスポットライトで照らし、ドライバーと歩行者の両方に事故の危険を知らせる仕組み。同システムは2011年夏からメルセデス・ベンツ車の高級モデルに採用する予定。

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同システムは赤外線により車両前方80メートル以内に歩行者や障害物があるかどうかを検知。フロントガラスの内側に設置されたカメラが前方の様子をとらえ、ディスプレイに映し出す。歩行者などが確認された場合には、ディスプレイ上で当該個所がマーキングされる。

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さらに、速度制限アシストシステムや車線維持支援システムにも使われるもう1台のカメラは、野外の明るさや対向車の有無を認識し、スポットライト機能を稼働させるかどうかを判断する。対向車がいる場合、同機能は作動しない。

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スポットライト機能は時速45kmから作動し、時速40kmを下回ると自動的にオフになる。スポットライトが歩行者を照らす回数は最大4回となっている。

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同社が実施した時速70kmでのテスト走行では、同システムを装備していない場合と比べ、ドライバーは平均で25メートル手前、時間にして1.3秒早く歩行者を認識した。

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