独自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)はハイブリッド車や電気自動車(EV)に搭載する電気モーターをドイツのカッセル工場で生産し、外部からは調達しない方針のもようだ。独日刊紙『フランクフルターアルゲマイネ』が業界筋から得た情報として報じた。VWのマルティン・ヴィンターコルン社長が16日の幹部会議で同決定を伝えたという。
\同紙によると、カッセル工場で生産する電気モーターは、2013年に発売予定の小型EV「アップ(Up)」に搭載される。VWは同EVをスロバキアのブラチスラバ工場で生産する計画。
\また、電気モーターの生産はさしあたり、1日当たり約40基にとどめる予定。カッセル工場ではその他のEV部品も開発する方針で、今後さらにエンジニアを増員する予定という。
\一方、独自動車大手のダイムラーは電気モーターの生産を外部に委託する方向で、取引先を模索しているという。ただ、従業員側からは内製を求める声もあり、まだ最終決定はしていないもよう
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