蘭ナビゲーション機器大手のトムトムは24日、同社の交通データベース「トラフィック・スタッツ(Traffic Stats)」に蓄積・保存されている情報を、都市開発機関や交通・運輸関連企業向けに提供するサービスを開始した。実際の交通データに基づいて特定の区間の車の流れや速度、渋滞状況などを分析する。
\トムトムの交通データベースは2006年から欧州・北米の交通情報を収集している。これまでに3兆件以上のデータが保存されており、毎日35億件のデータが新たに加わっているという。
\トムトムは特定の区間・時間帯の交通量や所要時間などの分析データを、依頼を受けてから原則として24時間以内に提供する。同社によると、同様のサービスを提供している競合企業では分析に数週間あるいはそれ以上の時間がかかっている。
\サービスは有料で、料金は分析する区間の距離などデータ量に応じて異なるとしている。
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