仏自動車部品大手フォルシアは1月24日、中国の寧波華翔塑料製品有限公司と外装部品の合弁会社を設立する契約を締結したと発表した。フォルシアにとって中国では初めての外装部品の合弁事業となる。
\合弁会社の春華翔佛吉亜汽車塑料件製造有限公司は、フォルシアと寧波華翔塑料製品の折半出資で設立される。寧波華翔塑料製品の子会社である吉林省の長春華翔汽車塑料件製造有限公司の長春工場を拠点とし、親会社から中国第一汽車集団と独フォルクスワーゲン(VW)の合弁会社、一汽大衆汽車が生産するVW「マゴタン(パサート)」向けのバンパーシステム事業を引き継ぐ。一汽大衆汽車からはこのほか、アウディ「A6」向けの外装部品も新たに受注した。
\フォルシアは中国を重要市場の一つと位置づけており、工場17カ所、R&Dセンター4カ所を展開、約4,000人を雇用している。同社は今後も中国で積極的な事業を展開し、売上高を09年の6億7,000万ユーロから14年までに17億ユーロに引き上げることを目指している。
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