1月28日に倒産した自動車内装部品メーカー・ゼルナー・ホールディングの子会社であるゼルナー・ベーア(ヴァラーシュタイン)は1日、アンスバッハ区裁判所に会社更生手続きの適用を申請した。親会社倒産のあおりを受けて資金繰りに行き詰った。倒産によってパートタイム社員180人を含む400人の従業員が影響を受ける。生産はとりあえず継続し、顧客への納品を最優先するとしている。
\ゼルナー・ベーアは親会社のゼルナーと財務的に緊密につながっており、親会社の破たんで連鎖倒産した。また、主要納入業者からの債権回収圧力が高まっていたことも追い打ちをかけた。
\ゼルナー・ホールディングのヴェルナー・レンツェル社長によると、関連会社のシェーファー・エスターレ(ヴュルツブルク)とシュテーレ・ヘス(アルトへングシュテット)は「財務状況がはるかに安定しており、連鎖倒産する恐れはない」との見通しを示している。
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