独自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)は2月24日、ロシアの自動車大手GAZグループとロシアでの共同生産に関する覚書(MoU)を交わしたと発表した。VWブランドとVWのチェコ子会社であるシュコダのモデルをGAZのニージニーノブゴロド工場で生産する計画。今後詳細を詰めて年内に最終合意する予定。
\共同生産の規模は年10万台を超える見通し。同計画の実施に向けて、VWはGAZの工場に製造設備を供給するほか、同プロジェクトに携わるGAZの従業員約2,500人に訓練を実施する方針。
\VWはモスクワから南西に約170kmに位置するカルーガに自社工場を持つ。同工場の生産能力は15万台。ロシア市場向けに開発したVW「ポロ・セダン」のほか、VW「ティグアン」および「トゥアレグ」、シュコダ「ファビア」および「オクタビア」、VWのミニバンを生産している。
\2010年のロシアにおけるグループ販売(VW、シュコダ、アウディ、商用車ブランドのフォルクスワーゲン・ヌッツファールツォイゲ)は13万400台で、うち約9万5,000台をカルーガ工場で生産した。
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