英ジャガー・ランドローバー(JLR)は2日、新型2ドアSUVクーペ「レンジローバー・イボーク」の部品調達で、英国内のサプライヤー約40社と調達契約を締結したと発表した。調達規模は総額20億ポンドに上る。
\イボークは2008年に発表されたコンセプトカー「LRX」のプロダクションモデル。レンジローバーの生産車の中で、最も小型、軽量で、4WDモデルと2WDモデルがある。リバプール近郊のヘイルウッド工場で生産、160カ国以上で販売される予定だ。
\内装部品メーカーのインターナショナル・オートモーティブ・コンポーネンツ(IAC)は、5億ポンド相当の受注を獲得。インパネやセンターコンソール、ピラートリム、ドアモジュール、ホイールアーチライナーなどを供給する。マグナ・インターナショナルは、バンパーアセンブリ、サイドシル、リアスポイラー、リアクォーターパネルなどを4億ポンドで受注した。そのほか、射出成形部品を手がけるマッケンジー・プラスチック・コンポーネンツ(MPC)が4,000万ポンド、サーテック・バーミンガムが2,000万ポンドの契約を獲得した。
\英政府は2009年、ヘイルウッド工場におけるイボークの生産プロジェクトを支援するため、2,600万ポンドを助成することを約束している。
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