仏自動車大手PSAプジョー・シトロエンのバラン会長は11日、スロバキア西部のトルナバ工場に1億3,000万ユーロを投資すると発表した。2012年から新モデルの生産を開始するのに備え、生産能力を増強する。
\バラン会長によると、トルナバ工場で新たに生産を開始するのはプジョーの新型車。生産能力拡大に伴い従業員も900人増員する。トルナバ工場は現在、3,000人を雇用し2交代制で操業しているが、来年までに3交代制にシフトを増やし、年間30万台のフル生産体制にとする。
\バラン会長と会談したスロバキアのラディツォバー首相は、PSAがトルナバ工場への投資を決めたことについて、「世界的な景気停滞の影響が残る中、スロバキアにとって喜ばしいニュースだ」と歓迎するコメントを発表した。
\PSAは2005年にトルナバに進出。プジョー「207」、シトロエン「C3」の生産を行っている。昨年は18万7,000台を生産した。
\