タイヤのネット販売で欧州最大手の独デルティコムは19日、2011年第1四半期(1~3月)の暫定決算を発表した。売上高は前年同期比14.6%増の8,540万ユーロ、営業利益(EBITベース)も同4.6%増の610万ユーロとなり、増収増益を確保した。昨年から冬用タイヤの装着義務が導入されたことも追い風となった。
\同社のフランク・シュハルト財務担当部長は今回の業績に満足しているとし、通期の事業展開に期待を示した。冬が終わりタイヤの交換時期を迎え、夏用タイヤの需要が伸びているためだ。また、今年はイースター休暇が例年より遅く4月末となったため、第2四半期も明るい見通しとなっている。
\デルティコムは1999年にハノーバーで設立された。タイヤのネット販売を手がけ、39カ国に出荷している。
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