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2011/5/6

総合 – 自動車産業ニュース

西欧労働市場、中東欧8カ国に全面開放

この記事の要約

ドイツとオーストリアが1日、2004年に欧州連合(EU)に新規加盟したポーランドなど中東欧8カ国の労働者への就労制限を撤廃した。これにより西欧のEU諸国がすべて、8カ国に労働市場を開放したことになる。\ EUでは原則的に […]

ドイツとオーストリアが1日、2004年に欧州連合(EU)に新規加盟したポーランドなど中東欧8カ国の労働者への就労制限を撤廃した。これにより西欧のEU諸国がすべて、8カ国に労働市場を開放したことになる。

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EUでは原則的に、加盟国が相互に労働市場を開放し、各国の労働者が国境を越えて自由に移動できることになっている。しかし、2004年以降に加盟した中東欧諸国に関しては、安価な労働力が西欧に大量流入し、雇用に悪影響を及ぼす恐れがあるとして、従来から加盟していた西欧15カ国には7年を上限に就労を制限する権利が認められた。04年5月に新規加盟した8カ国に対しては2011年4月末まで、07年1月に加盟したルーマニア、ブルガリアには2013年12月末まで、労働市場開放を見送ることができる。

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8カ国に対しては、加盟と同時に労働市場を完全開放したのは英国、アイルランド、スウェーデンの3カ国にとどまった。しかし、その後に多くの国が追随して就労制限を撤廃し、期限一杯の今年4月末まで就労制限を設けていたのはドイツ、オーストリアだけとなっていた。

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