スウェーデンのバス製造大手ボルボ・バスは16日、ブラジルのクリチバ市からハイブリッドバス60台を受注したと発表した。同社が南米でハイブリッドバスを受注するのは今回が初めて。2012年から納車を開始する。
\ボルボ・バス・ラテンアメリカのピメンタ社長によると、同社の「ハイブリッド7700」は、ブラジルやその他の南米諸国の主要都市で昨年からテスト走行を実施し、高い評価を受けたことが今回の大型受注につながったという。クリチバに納入するバスは同市にある工場で組み立てられる。
\ボルボのハイブリッドバスは、エンジンとモーターが車輪を駆動するパラレルハイブリッド方式を採用している。この方式では二つの駆動源を状況に応じて使い分けることができるため、エネルギー効率が良いという利点がある。また、ハイブリッド車は複数の動力源を搭載することで重量が増える課題があるが、ボルでは部品の内製比率を上げることにより軽量化を実現した。これにより、燃費を最大で35%改善し、二酸化炭素の排出量も35%削減することができた。
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