仏自動車大手のルノーは2012年半ばに、電気自動車（EV）のインフラ整備を事業とする米ベタープレイスと協力し、オーストラリアで世界初の電池交換可能な市販用EV「フルエンスZ.E.」を発売する。同社が20日付のプレスリリースで発表した。ゼロエミッションモビリティの普及を目指す両社は、今回のプロジェクトを通して関係をさらに深化させる。
\ルノーは12年半ばに首都キャンベラでフルエンスZ.E.を発売、全国展開する。一方、ベタープレイスは各地に充電ステーションを開設し、電池交換サービスを提供する。両社が共同開発した自動電池交換システム「クイックドロップ」により、3分で電池が交換できる。これにより、従来のEVの弱点とされてきた走行距離の限界を解決する。
\顧客はフルエンスZ.E.を購入後、ベタープレイスの「会員」となり、月間の走行距離分の電気料を前払いし、電池を充電・交換する仕組み。
\フルエンスZ.E.は、ルノーが今後数カ月以内に発売するEV4モデルの第1弾となる。走行可能距離は最長185kmという。
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