独商用車大手のMANはこのほど、トラックとバス向けのハイブリッド技術の研究開発を統括するセンターを新たに設立すると発表した。基礎的な研究から量産化に向けた技術開発までを集約して効率化する。
\トラックやバスは投入分野が広く、路線バスでは発進と停止を繰り返す一方、長距離トラックでは一定の速度で長時間を走行するなど、用途によって運転状況が大きく異なる。新設する研究センターではこれら幅広い需要に応じたハイブリッドシステムを研究・開発する。
\同社はすでに、ハイブリッドバス「レオン・シティ・ハイブリッド」を販売している。同モデルは従来のディーゼルエンジン搭載モデルに比べ、燃料および二酸化炭素(CO2)排出量を約30%低減できる。現在、ミュンヘンやパリ、バルセロナ、ミラノ、ウィーンなどで路線バスとして使用されており、2011年はこれまでに66台を受注したとしている。
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