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2011/7/22

一般・技術・その他 (旧)

独ダイムラー、シンデルフィンゲンで新たな風洞試験設備を稼働

この記事の要約

独自動車大手のダイムラーは18日、シンデルフィンゲンの研究開発センターで新たに2種類の風洞試験設備を稼働させた。暴風雨や極寒、亜熱帯などさまざまな気候条件を再現できる。同設備により、新たに開発した部品や機能の耐久性などを […]

独自動車大手のダイムラーは18日、シンデルフィンゲンの研究開発センターで新たに2種類の風洞試験設備を稼働させた。暴風雨や極寒、亜熱帯などさまざまな気候条件を再現できる。同設備により、新たに開発した部品や機能の耐久性などを早い段階で試験できるため、プロトタイプを実証試験する段階ですでに高い品質を確保できるなど、開発にかかる時間やコストを大幅に削減できると見込んでいる。

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両設備は、時速265kmまでの走行速度に対応している。温度環境では、一方が摂氏マイナス40度~プラス40度、もう一方は摂氏マイナス10度~プラス60度に設定できる。また、燃料電池車など新たな代替燃料車の試験もできるという。

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同社はシンデルフィンゲンの研究開発センターに総額で2億3,000万ユーロを投資する計画で、2010年に新たな走行シミュレーション設備を導入する計画を発表した。同設備はすでに稼働している。今回稼働した両設備には5,000万ユーロを投資した。2013年には防音・音響試験用の風洞設備が稼働する予定という。

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