米自動車大手ゼネラルモーターズ（GM）のシボレー部門は、ドイツ市場で販売を伸ばしている。シボレー独法人のシュテフェン・ラシッヒ社長は独経済誌『マネジャー・マガジン』（オンライン版）の記事の中で、11年1‐9月期の国内販売が前年同期比で33％増となり、市場シェアで0.92％を獲得したことを明らかにした。同社が年内の目標として掲げる「シェア1％突破」にさらに近づいたとしている。
\ラシッヒ社長によると、シボレーが独市場に投入している車種は同社のラインナップ全体の75％にとどまっている。このため同社は、フルラインナップ化戦略を推進。「オーランド」の独市場での発売を皮切りに、「キャプティバ」のフェイスリフトモデル、新型「アヴェオ」「クルーズ」「コルベット・グランドスポーツ」などを次々に投入した。11月には新型「ボルト」を、来年には新型セダン「マリブ」も発売する予定だ。また、今年のIAAで披露したピックアップトラックの試作モデル「コロラド」もドイツ・欧州市場で発売する可能性が高いという。
\同じくGMの子会社であるオペルとの差別化についてラシッヒ社長は「我々は米国ブランドとしてのポジションを確立しており、オペルと食い合いになることはない」との見解を示した。
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