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2015/6/5

クローズアップ

ThyssenKrupp SunRiser

この記事の要約

ドイツのボーフム専門大学と鉄鋼大手のティッセンクルップ・スチール・ヨーロッパが共同開発したソーラーカー(太陽電池車)。オーストラリアで今秋に開催されるワールド・ソーラー・チャレンジに参加する。 ボーフム専門大学は15年前 […]

ドイツのボーフム専門大学と鉄鋼大手のティッセンクルップ・スチール・ヨーロッパが共同開発したソーラーカー(太陽電池車)。オーストラリアで今秋に開催されるワールド・ソーラー・チャレンジに参加する。

ボーフム専門大学は15年前からソーラーカーの開発に取り組んでおり、2012年には太陽光エネルギーだけで2万9,753キロメートルを走行し、ギネス世界記録を更新した実績を持つ。

今回のレースに参加する車両は同大学が開発した6台目のソーラーカーで、補強部品のロールバーなどにティッセンクルップ・スチール・ヨーロッパの軽量な鋼鉄材料を使用している。今回は内装に木材の化粧張りを施したほか、アクリルガラスの計器盤も採用した。計器盤には、速度や車載電池の充電状況、エネルギー消費量などが表示される。

ワールド・ソーラー・チャレンジでは、オーストラリア北部のダーウィンから南部のアデレードまで約3,000キロメートルの距離を走破する。ボーフム専門大学が今回参戦するのは2人乗りのクルーザークラスで、最大60キログラムのバッテリーを搭載し、走行距離1,500キロメートルの中間地点で外部電源から充電することができる。10月18日にスタートし、6日後にアデレードにゴールインする予定。

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