2015/1/9

クローズアップ

Open Hybrid LabFactory(OHLF)

この記事の要約

異なる素材を組み合わせた自動車の軽量部品(ハイブリッド部品)の開発に取り組むドイツの官民パートナーシップ(PPP)プロジェクト。金属、樹脂、繊維を組み合わせ、コスト競争力が高くかつ環境負荷の低いハイブリッド部品の開発や製 […]

異なる素材を組み合わせた自動車の軽量部品(ハイブリッド部品)の開発に取り組むドイツの官民パートナーシップ(PPP)プロジェクト。金属、樹脂、繊維を組み合わせ、コスト競争力が高くかつ環境負荷の低いハイブリッド部品の開発や製造技術の研究に取り組む。

同プロジェクトは、ドイツの連邦教育研究省(BMBF)が実施する助成制度「研究キャンパス-技術革新のための官民連携」の一環に位置付けられる。

OHLFには、ブラウンシュヴァイク工科大学のニーダーザクセン州自動車技術研究センター(NFF)、自動車大手のフォルクスワーゲン、化学大手のBASF、自動車部品大手のマグナ・インターナショナル・ヨーロッパ、鉄鋼大手のティッセンクルップ・スチール・ヨーロッパ、機械メーカーのジーンペルカンプ、フラウンホーファー研究所などが参加している。

2013年11月にプロジェクトに参加する企業・機関が署名してコンソーシアムが発足した。

同プロジェクトでは、ボルフスブルクにあるNFFの近くに実験室やオフィスなどを備えた研究施設を建設し、研究開発に取り組む。

具体的には、ホワイトボディ(塗装する前のボディシェル)の部品点数を従来の200~300から、20~30のハイブリッド部品に減らす研究などに取り組む。材料の使用量の削減や、製造時間の短縮、また、どのような材料の組み合わせが耐久性などで優れた特徴を持つかなどについて研究する。

機械メーカーのジーンペルカンプは、加圧力が2,500トンの大型プレス機械を同プロジェクトに供給する。繊維強化複合材料を樹脂含浸成形(RTM)法およびシートモールディングコンパウンド(SMC)法で成形加工できるほか、特殊な押出機によりハイブリッド部品を成形できるなどの特徴があるという。

このプレス機械は2014年11月にスタートしたOHLF傘下のプロジェクト「ProVorPlus」に供給するもので、2015年10月にプレス機械を組み立てる計画という。