独高級車大手アウディの新型「TT」に搭載されているデジタル式インストルメントパネル(計器盤)。速度やエンジン回転数のほか、地図情報を表示するなどさまざまなデザインが可能になる。TFT液晶ディスプレーに表示される解像度1,440×540ピクセル、色数24ビット鮮明な画像も特徴。独自動車大手のボッシュはこのほど、バーチャル・コックピットのシステムサプライヤーであると明らかにした。
TTのバーチャル・コックピットでは、速度とエンジン回転数を示す従来の丸型計器を大きく表示するデザインのほか、速度と回転数を小さくし、ナビゲーション情報や音楽情報、アドレスブックを大きく表示するタイプの2種類のベースとなるデザインがある。
2つのプロセッサーを搭載し、1つはグラフィック処理用となっている。1秒間に最大60の画像を処理する能力があり、自然な画面表示を可能にしている。
ボッシュは新型「TT」に、レーダーおよびビデオセンサー、ラムダセンサー、ガソリン燃料直噴システム、フューエルポンプモジュールなども供給している。