2010/7/16

クローズアップ

デュル

この記事の要約

ドイツの製造設備メーカー。自動車業界向けの売上高が約8割を占める。このほか、航空機産業、工作機械、化学、製薬、印刷産業などにも製品を納めている。2009年の売上高は10億7,760万ユーロ。従業員数は5,712人。世界2 […]

ドイツの製造設備メーカー。自動車業界向けの売上高が約8割を占める。このほか、航空機産業、工作機械、化学、製薬、印刷産業などにも製品を納めている。2009年の売上高は10億7,760万ユーロ。従業員数は5,712人。世界21カ国で事業を展開する。

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 同社の創業は1895年。本社はシュツットガルトとして登記されているが、2009年8月から多くの事業をシュツットガルトの北部にあるビーティヒハイム・ビッシンゲンに移しており、本社の問い合わせ先もビーティヒハイム・ビッシンゲンとなっている。

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同社の事業は「ペイント・アンド・アセンブリー・システム」と「メジャーリング・アンド・プロセス・システム」の2つの部門に大きく分かれ、その下に6つのビジネスユニットがある。

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「ペイント・アンド・アセンブリー・システム」は大型塗装設備や車両の組み立てラインなどを製造し、主に自動車産業に製品を納めている。2009年は同部門が売上高の約70%を占めた。

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一方、「メジャーリング・アンド・プロセス・システム」では、バランス試験機や診断装置、産業用の浄化装置などを生産している。同部門も主要顧客は自動車産業で、エンジンや駆動装置の生産に使う設備を納めている。このほか、航空宇宙産業や工作機械、電気電子、電力業界にも顧客を持つ。

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自動車産業は中国などの新興国への投資を拡大している。これに伴い、デュルの事業成長も新興国市場がけん引役となっており、受注高の約5割を新興国市場で占めている。

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デュルのラルフ・ディーター社長が独経済紙『ハンデルスブラット』(7月8日付)に明らかにしたところによると、今年は第1四半期の回復基調が第2四半期も続いている。同社は通期での売上高で7%以上の成長と大幅な営業利益(EBIT)の改善を見込んでいる。最終損益で少なくとも黒字転換できる見通しという。

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