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2014/2/21

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バイオオン

この記事の要約

イタリアの知的財産保有会社。2007年の設立。ビートやサトウキビを加工する際に発生する残留物をバクテリアにより発酵させ、バイオプラスチックを生産する技術を開発した。さまざまな分野で同技術を活用したバイオプラスチック製品の […]

イタリアの知的財産保有会社。2007年の設立。ビートやサトウキビを加工する際に発生する残留物をバクテリアにより発酵させ、バイオプラスチックを生産する技術を開発した。さまざまな分野で同技術を活用したバイオプラスチック製品の開発や生産に関するノウハウを提供している。

2013年12月には、カナダ・オーストリア系自動車部品大手のマグナ・インターナショナルと自動車分野におけるバイオプラスチック部品の研究開発で協力することで合意した。

バイオオンは、化学的な溶剤を使用せずにビートやサトウキビの残留物から生分解性プラスチックであるポリヒドロキシアルカノエート(PHA)を生産する技術を開発した。このPHAは水や土の中で100%生分解することができるという。残留物から生産するため、食糧と競合する恐れもない。

マグナとの協力では、バイオオンの化学に関する専門知識とマグナの自動車分野のノウハウを持ち寄り、自動車分野での使用に適した特性を持ち、経済性にも優れた樹脂部品の量産技術を共同で開発する計画。

熱成形などさまざまな加工工程を試験する方針で、チェコのリベレツにあるマグナの工場で試験生産を行う。 

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