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2013/5/24

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ストリート・スクーター

この記事の要約

ドイツの小規模企業や研究機関、大手企業が参加するコンソーシアム「ストリート・スクーター」が開発した短距離用の電気自動車(SDV:Short Distance Vehicle)。\ ドイツポストが2013年夏に50台を小包 […]

ドイツの小規模企業や研究機関、大手企業が参加するコンソーシアム「ストリート・スクーター」が開発した短距離用の電気自動車(SDV:Short Distance Vehicle)。

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ドイツポストが2013年夏に50台を小包や書簡の配送業務向けに導入する。うち20台はボンで実施するプロジェクトに導入し、残り30台をその他全国に配置する。

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ドイツポストによると、ストリート・スクーターの航続距離は120km(配達業務では最大80km)。パイロットプロジェクトで好結果が得られれば、同社は3万台以上のストリート・スクーターを発注する方針という。

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■ ドイツポスト、電気自動車を導入

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ドイツポストは2013年半ばから本社のあるボンおよび周辺地域の配送業務に電気自動車を使用するパイロットプロジェクトを実施する。年内に小包や書簡の配送業務向けに計79台の電気自動車を導入する計画で、2016年までに141台に引き上げる。ボンおよび周辺地域では現在、従来の内燃エンジン搭載車134台が当該業務を行っており、これを徐々に電気自動車に替えていく。同プロジェクトの予算は約1,400万ユーロで、連邦政府の助成プログラムか600万ユーロの支援を受ける。

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同プロジェクトではストリート・スクーターのほか、イベコ「エレクトリック・デイリー」、メルセデス・ベンツ「ヴィト・Eセル」、ルノー「カングー Z.E.」など様々なメーカーの電気自動車が投入される。

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ドイツポストは「ゴー・グリーン」プログラムを展開しており、同社の二酸化炭素(CO2)排出量を2020年までに2007年比で30%減らす目標を掲げている。現在は16%の削減に成功している。

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