食品価格は今後も上昇、下期にインフレ率低下の可能性
食料品価格の高騰は今後も続く見通しだ。Ifo経済研究所が1日発表した独食品小売業業界の6月の価格計画指数(DI)は98.9ポイントに達した。回答企業ほぼ全社が値上げを計画している。他の小売業界も78.6ポイント(前月75 […]
食料品価格の高騰は今後も続く見通しだ。Ifo経済研究所が1日発表した独食品小売業業界の6月の価格計画指数(DI)は98.9ポイントに達した。回答企業ほぼ全社が値上げを計画している。他の小売業界も78.6ポイント(前月75 […]
電機大手の独シーメンスは6月30日夜、関連会社シーメンス・エナジー(SE)の保有株で減損処理を実施すると発表した。SEの株価が同日の終値で13.99ユーロとなり、簿価を大幅に下回ったことを受けた措置。2022年4-6月期
ドイツ機械工業連盟(VDMA)が1日発表した同国の5月の機械新規受注高は前年同月を実質13%上回った。増加は3カ月ぶり。比較対象の2021年5月は受注水準が極めて低かったことからその反動で増加幅が膨らんだ。大型受注もプラ
半導体大手の独インフィニオンは1日、半導体製品のデジタル機能向けに認証・デザインサービスを提供するルーマニア企業ノーバグを買収したと発表した。IoT向け製品開発を加速する狙い。買収金額は公表しないことで合意した。 ノーバ
ドイツの天然ガス輸入最大手ユニパーは29日夜、公的支援を受ける方向で政府と協議していると発表した。ロシアからの供給の大幅減を受けて調達コストが大幅に膨らみ、今後の資金繰りに懸念が出てきたため。ガス業界が置かれている厳しい
ガソリンの価格が1リットル当たり2.80ユーロに達するとドイツのドライバーの50%超が運転を見合わせざるを得なくなることが、自動車部品大手コンチネンタルのアンケート調査で分かった。エネルギーを含む物価の高騰を背景に移動費
ドイツ連邦統計局が30日発表した5月の輸入物価指数は前年同月比で30.7%増加した。上げ幅は前月の31.7%からやや縮小したものの、依然として高水準。ロシアのウクライナ侵攻(2月24日開始)を受け3カ月連続で30%を超え
電機大手の独シーメンスは29日、米半導体大手エヌビディアと産業向けメタバースの構築で協業すると発表した。オープンなデジタルビジネスプラットホームである「シーメンス・エクセラレーター」と、3Dデザインおよびコラボレーション
ドイツ連邦雇用庁(BA)が30日発表した6月の失業者数は236万3,000人となり、前月を10万3,000人上回った。ロシアの軍事侵攻を受けているウクライナからの難民の多くが求職活動を開始し失業者として登録されたことから
ドイツ連邦統計局が29日発表した6月の消費者物価指数(暫定値)は前年同月比7.6%増となり、これまでに引き続き大幅に上昇したものの、上げ幅は前月の7.9%からやや縮小した。インフレ率の低下は5カ月ぶり。物価高騰対策で自動
製造業のサプライチェーンひっ迫は当面、続く見通しだ。Ifo経済研究所が独メーカーを対象とする6月のアンケート調査結果をもとに29日発表したところによると、「材料・部品不足が今後、どの程度の期間、続くと思いますか」との質問
ドイツのカール・ラウターバッハ保健相は28日、公的健康保険の追加保険料率が来年、平均で0.3%上昇することを明らかした。公的健保の赤字が過去最大の170億ユーロに膨らむと見込まれることから、料率を引き上げ、48億~50億
高級乗車大手の独メルセデスベンツは29日、電気自動車(BEV)専用の次世代プラットホームを用いた車両生産を2020年代半ばから欧州で開始すると発表した。同社は市場環境が適した地域ではBEVの販売比率を30年までに100%
パワートレイン大手のヴィテスコは29日、ドイツ南部のニュルンベルク工場で従業員(計1,160人)のおよそ70%に当たる800人を整理することを明らかにした。人件費の高いドイツで同工場を存続させるためにはオートメーション化
堀場製作所は28日、燃料電池やバッテリー、エレクトロライザー(水電解装置)などの評価装置を開発・製造・販売する独子会社ホリバ・フューエルコンの新施設が本格稼働したと発表した。炭素中立実現向けた世界的な取り組みを背景に需要
韓国の現代自動車と同子会社の起亜自動車、および米サプライヤー大手ボルグワーナーの事務所を対象にドイツとルクセンブルクの検察当局が28日、それぞれ立ち入り調査を実施した。現代と起亜のディーゼル車に違法な排ガス制御ソフトウエ
市場調査大手GfKが28日発表したドイツ消費者信頼感指数の7月向け予測値はマイナス27.4ポイントとなり、5月に記録した過去最低(-26.6ポイント=確定値)を更新した。エネルギーと食品価格の高騰が直撃している。 景気の
電機大手の独シーメンスは28日、独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)と共同でVWの米充電インフラ子会社エレクトリファイ・アメリカ(EA)に出資すると発表した。EAにVWグループ以外の企業が資本参加するのは初めて。EAの
自動車部品大手のZFフリードリヒスハーフェンは27日、西南ドイツのザールブリュッケンにある工場の長期存続に向け従業員代表と合意したと発表した。車両の電動化をにらんだ協定。近郊のザールルイにある米フォードの完成車工場は閉鎖
商用車大手の独ダイムラー・トラックは27日、液体水素を用いた燃料電池トラックの走行試験を開始すると発表した。これまでは気体の水素を用いて試験を行ってきたが、同社は液体水素の商業利用を本命視している。気体での試験が順調に進
化学大手の独BASFは27日、微生物をベースとするスキンケア成分の開発に成功したと発表した。市販されている既存の製品と異なり、皮膚の微生物相を構成する微生物をベースとしているのが特徴。臨床試験で成果を出した。 乳酸菌の一
ドイツのガソリン価格は現在、近隣諸国のなかで比較的低水準にあることが、連邦統計局の発表で分かった。同局が欧州連合(EU)欧州委員会と独連邦カルテル庁傘下の自動車燃料市場透明化局(MTS-K)のデータをともに27日明らかに
ドイツ連邦統計局が24日発表した1-3月期の住宅価格指数(暫定値)は前期比0.8%増だった。上げ幅は昨年7-9月期の4.1%、同10-12月期の3.1%に比べ大幅に縮小している。需給のひっ迫は続いているものの、住宅金利の
新型コロナウイルスのオミクロン株のなかで感染力が特に強い派生型「BA.5」がドイツで感染の主流となったことが、ロベルト・コッホ研究所(RKI)が23日に発表した週報で分かった。それによると、全感染者に占めるBA.5の割合
自動車部品大手の独コンチネンタルは24日、同国のホース・配管事業の生産体制を再編すると発表した。車両の電動化に伴う内燃機関車向け製品の需要減少と、コスト削減圧力の高まりに対応して車両用ホース・配管事業分野の経営資源を将来
ドイツでリチウム採掘・加工プロジェクトを進める豪バルカン・エナジー・リソーシズは24日、欧米自動車大手ステランティスから5,000万ユーロの出資を受けることで合意したと発表した。ステランティスはバルカン・エナジーからリチ
Ifo経済研究所が24日発表した6月のドイツ企業景況感指数(2015年=100)は92.3となり、前月を0.7ポイント下回った。減少は3カ月ぶり。ウクライナに軍事侵攻したロシアとの外交政策上の駆け引きが経済に影を落として
航空大手の独ルフトハンザは23日、今夏の運休本数を拡大することを明らかにした。同社は今月上旬、空港の人手不足を理由に7月のダイヤを計900便、間引きすると明らかにしたばかり。管制官のストライキや新型コロナウイルス感染に伴
ドイツ政府は23日、天然ガスの国内供給不足に対応するための警戒レベルを引き上げた。ロシア産の供給が大幅に減ったことを受けた措置で、警戒レベルをこれまでの「早期警戒」から「警戒」へと引き上げた。ロベルト・ハーベック経済・気
エネルギー設備大手の独シーメンス・エナジーは23日、工業ガス大手の仏エア・リキードと水電解槽量産の合弁会社を設立することで合意したと発表した。顧客企業が競争力のある価格でグリーン水素を生産できるようにし、欧州での持続可能
欧州航空機大手のエアバスは23日、アイルランドに本社を置く独米系の工業ガス大手リンデと空港向け水素インフラを共同開発することで基本合意したと発表した。エアバスは水素を燃料とする商用機を2035年までに投入することを計画し
独高級車大手BMWの中国合弁BMWブリリアンス・オートモーティブ(BBA)は23日、瀋陽市で新工場の開所式を行った。同工場は中国の電動車市場拡大を踏まえたもので、主に電気自動車(BEV)を生産する。投資額は150億人民元
デクセリアルズは22日、協業先の独自動車デザインハウスであるセムソテック・グループと共同で、最先端の車載ディスプレーのための光学ソリューションセンターを立ち上げると発表した。協業のシナジー効果をこれまで以上に引き出す考え
天然ガスの国内供給不足に対応するための警戒レベルを、ドイツ政府が引き上げるもようだ。ロシアがガス管「ノルドストリーム1」を通した西欧向けの供給を大幅に減らしたことに対処する考え。ロベルト・ハーベック経済・気候相は22日に
自動車大手の米フォードは22日、同社が独自開発する初の電気自動車(BEV)専用車台を用いたモデルをスペインのバルセロナ工場で生産すると発表した。同モデルをどの拠点で生産するかを巡りバルセロナ工場と争ってきた西南ドイツのザ
配達ドローン開発・製造の独ウイングコプターは21日、独小売大手REWEや伊藤忠商事から総額4,200万ドルの出資を受けたと発表した。生産と雇用の拡大、研究開発の加速に充てる。これまでに投資家から調達した資金の総額は6,0
化学大手の独BASFは20日、独東部のシュヴァルツハイデ工場で車載電池の商業リサイクルを2024年初頭に開始すると発表した。処理能力は年1万5,000トン。約30人の雇用を創出する。 リサイクル設備を同工場内に設置。廃電
エネルギー大手の独EnBWは21日、天然ガスの採掘とLNG(液化天然ガス)の製造を手がける米ベンチャー・グローバルLNGからLNGを長期調達することで合意したと発表した。ドイツ企業が米国産LNGを長期調達するのは初めて。
自動車部品大手の独ボッシュは21日、モータースポーツ用電子機器の有力メーカーである豪モーテックを買収することで合意したと発表した。製品ポートフォリオを拡充するとともに、アジア太平洋と英国で販売網、プレゼンスを強化する。買
独鉄鋼業界団体シュタールが21日発表した5月の粗鋼生産高は324万2,000トンとなり、前年同月を11.5%下回った。減少は3カ月連続。高炉鋼が13.6%減の219万3,000トン、電炉鋼が6.6%減の104万9,000
ドイツの太陽光発電容量が3月に5万8,400メガワット(MW)となり、前年同月比で9.7%増加したことが、連邦統計局の発表で分かった。2018年1月に比べると38.3%増えている。 1-3月期の太陽光発電量は約88億キロ
ドイツのエネルギー大手RWEと金融大手コメルツ銀行は20日、洋上風力発電事業を共同実施することで基本合意したと発表した。大手メーカーに比べ電力消費量が小さい中小メーカー向けに再生可能エネルギー電力を提供。これらの企業が炭
独自動車工業会(VDA)は20日、2022年の国内乗用車新車登録台数を従来予測の前年比5%増の275万台から同3%増の270万台へと引き下げた。下方修正は5月初旬に次いで2度目。当初は280万台を予想していた。受注は好調
高級乗用車大手の独BMWは20日、オーストリア北西部のシュタイルにある製造・開発拠点に、2030年までに総額およそ10億ユーロを投資すると発表した。これまでのエンジンに加え、新たに電動パワートレインの生産と開発を行う。
ドイツ連邦統計局が20日発表した5月の生産者物価指数は前年同月比33.6%増となり、統計を開始した1949年以降で最大の上昇率を6カ月連続で更新した。サプライチェーンの混乱とロシアのウクライナ侵攻がこれまでに引き続き反映
ドイツ連邦統計局が20日発表した4月の製造業受注残高指数(2015年=100)は物価・営業日数・季節調整後の実質で前月を1.0%上回る150.6(暫定値)へと上昇した。上昇は3カ月連続。原料・部品不足に伴う生産低迷がロシ
自動車大手の独フォルクスワーゲン(VW)は17日、中国事業の独立性を大幅に高めると発表した。同国事業を統括する取締役会「チャイナ・ボード」を現地に設立。VWグループの現地事業について戦略・事業上の決定を迅速に下し実行でき
高級車大手の独アウディが中国の電気自動車(BEV)メーカー上海蔚来汽車(NIO)をミュンヘンの裁判所に提訴した。経済紙『ハンデルスブラット(HB)』が報じたもので、NIOのSUVがアウディの商標権を侵害しているとしている
アンゴラ国営石油会社ソナンゴルは15日ベルリンで、独ガウフ・エンジニアリング、コンユンクタと基本合意を締結した。バラドダンデ港にグリーンアンモニア工場を建設し、2024年から輸出する計画。ドイツに輸出することを視野に入れ
自動車大手の独フォルクスワーゲン(VW)が17日発表した5月のグループ新車販売台数は前年同月比23.5%減の65万8,300台となり、これまでに引き続き大幅に落ち込んだ。半導体不足に伴う生産低迷にロシアのウクライナ侵攻と