EU統計局ユーロスタットが16日発表した3月の消費者物価統計によると、ユーロ圏のインフレ率は前年同月比1.4%となった。速報値の1.5%から下方修正されたものの、原油高の影響で前月の0.9%から急上昇し、2008年12月以来の高水準に達した。(表参照)
\エネルギー価格の上昇率は7.2%となり、原油高の影響で前月の3.3%から大幅に膨らんだ。価格変動が激しいエネルギー、食品、アルコール・たばこを除いた基礎インフレ率は1%と、なお低い水準にあるが、前月を0.1ポイント上回った。
\EU27カ国ベースのインフレ率は1.9%で、前月の1.5%から0.4ポイント上昇。国別ではハンガリーが5.7%で最高だった。アイルランド、ラトビア、リトアニアはマイナスとなっている。
\