2011/2/28

総合 –EUウオッチャー

2月ユーロ圏景況感、3年半ぶり高水準

この記事の要約

欧州委員会が24日発表した2月のユーロ圏の景況感指数(ESI、標準値100)は107.8 となり、前月の106.8から1ポイント上昇した。ドイツの景況感改善にけん引され、2007年8月以来、3年半ぶりの高水準まで回復した […]

欧州委員会が24日発表した2月のユーロ圏の景況感指数(ESI、標準値100)は107.8 となり、前月の106.8から1ポイント上昇した。ドイツの景況感改善にけん引され、2007年8月以来、3年半ぶりの高水準まで回復した。信用不安が企業に及ぼす影響は、現時点では大きくないようだ。

\

ESI はEU内の企業経営者約13万人と約4万人の消費者を対象に、毎月最初の2週間に実施する聞き取り調査を通じてまとめられる。同指数を構成する5分野では建設業が1.7ポイント、サービス業と消費者が1.2ポイント、製造業と小売業が0.4ポイントの幅で上昇した。

\

EU27カ国ベースのESIは107.2で、前月の105.8から 1.4ポイント改善。主要国ではドイツが1.3ポイント上昇した。フランス、イタリアは小幅の低下だった。

\