2011/7/4

環境・通信・その他

新車のCO2排出削減進む、2010年は3.7%減

この記事の要約

欧州環境庁(EEA)は6月29日、2010年にEU域内で販売された新車(乗用車)の走行距離1キロメートル当たりの二酸化炭素(CO2)排出量は140.3グラムと、前年と比べ3.7%減少したと発表した。\ 減少幅は09年(5 […]

欧州環境庁(EEA)は6月29日、2010年にEU域内で販売された新車(乗用車)の走行距離1キロメートル当たりの二酸化炭素(CO2)排出量は140.3グラムと、前年と比べ3.7%減少したと発表した。

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減少幅は09年(5.1%)より縮小したものの、統計が開始された2000年以来、過去2番目の大きさだった。EUは15年までに排出量を130グラムに引き下げることを目標に掲げているが、このまま削減が順調に進めば、前倒しで達成できる可能性もある。

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10年の新車販売の燃料構成は、ガソリンが45.3%、ディーゼルが51.3%、AFV(電気自動車を含む)が3.5%。CO2の排出量を燃料別で見ると、ガソリンが142.6グラム、ディーゼルが139.3グラム、代替燃料(AFV)が125.7グラムだった。

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新車1台当たりのCO2排出量が少なかったのは、デンマーク(126.6グラム)、ポルトガル(127.3グラム)、フランス(130.5グラム)など。多かったのはラトビア(162.0グラム)、エストニア(162.0グラム)、ブルガリア(159.0グラム)だった。排出の削減量ではリトアニア、ラトビア、ギリシャが大きかった。

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欧州委のヘデゴー委員(気候変動担当)は、新車のCO2排出削減が進んでいることを受けて、「(規制による)目標設定が結果をもたらし、自動車メーカーがより環境に優しい車を市場に投入することを促している」とコメントした。

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