2011/10/10

産業・貿易

比政府がWTOに上訴、酒税めぐるEUとの紛争で

この記事の要約

フィリピン政府はこのほど、同国が外国産の蒸留酒に不当に高率の酒税を課していると認定した世界貿易機関(WTO)の裁定を不服とし、WTO上級委員会に上訴したことを明らかにした。\ フィリピンはサトウキビやココナツなどを原料と […]

フィリピン政府はこのほど、同国が外国産の蒸留酒に不当に高率の酒税を課していると認定した世界貿易機関(WTO)の裁定を不服とし、WTO上級委員会に上訴したことを明らかにした。

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フィリピンはサトウキビやココナツなどを原料とする国内産の蒸留酒に対する税率を低く抑える一方、主に欧米から輸入されるウイスキー、ブランデー、ウオッカ、ジンなどに国内産の10~50倍の酒税を課している。

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EUと米国はこれを不当とし、2009年にWTOに提訴。WTO紛争処理小委員会(パネル)は8月、EUと米国の主張を認める裁定を下していた。

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