2012/2/20

欧州ビジネスウオッチ

エジプト携帯電話最大手を事実上の完全子会社に

この記事の要約

仏通信最大手フランステレコムは13日、エジプト携帯電話サービス最大手モビニルを事実上の完全子会社にすると発表した。これによりモビニルは、フランステレコムの携帯電話ブランドである「オレンジ」に改名する見通しだ。\ フランス […]

仏通信最大手フランステレコムは13日、エジプト携帯電話サービス最大手モビニルを事実上の完全子会社にすると発表した。これによりモビニルは、フランステレコムの携帯電話ブランドである「オレンジ」に改名する見通しだ。

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フランステレコムはモビニルの上場事業会社であるエジプシャン・カンパニー・フォー・モバイル・サービシズ(ECMS)に共同出資するエジプトの電話会社オラスコム・テレコムが持つ同社株式の大半を取得することで基本合意。さらに少数株主の保有株も公開買い付けで取得する。これに伴い、オラスコムのECMSに対する持ち株比率は5%に縮小。少数株主がすべて公開買い付けに応じた場合、フランステレコムは残る95%を保有する。

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1株当たりの取得価格は202.5エジプトポンド(約25.5ユーロ)。全少数株も取得した場合の売買総額は約15億ユーロに上る。

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