2013/3/25

環境・通信・その他

大気汚染物質排出、8カ国が上限超過=欧州環境庁

この記事の要約

欧州環境庁(EEA)は18日発表した最新の大気汚染に関する報告書で、EUの大気汚染物質排出規制を満たしていない加盟国が2011年時点で8カ国に上ることを明らかにした。\ EUの指令では、二酸化硫黄(SO2)、窒素酸化物( […]

欧州環境庁(EEA)は18日発表した最新の大気汚染に関する報告書で、EUの大気汚染物質排出規制を満たしていない加盟国が2011年時点で8カ国に上ることを明らかにした。

\

EUの指令では、二酸化硫黄(SO2)、窒素酸化物(NOx)、非メタン揮発性有機化合物、アンモニアの4種について、各国の排出量に上限を設けている。報告書によると、4種のうちひとつでも排出量が上限を超えたのはドイツ、フランス、スペイン、オーストリア、ベルギー、フィンランド、アイルランド、ルクセンブルクの8カ国。うちオーストリア、ベルギー、アイルランド、ルクセンブルクはNOx、ルクセンブルクはアンモニアだけで上限を超えた。スペインはNOxとアンモニア、ドイツはNOx、非メタン揮発性有機化合物、アンモニアで基準を満たさなかった。

\

EEAによると、すべての基準を満たしていない国は2010年の12カ国から減ったものの、なお交通分野の汚染物質排出が大きな問題となっており、一層の対策強化が必要だと指摘している。

\