欧州自動車工業会(ACEA)が18日発表したEU(マルタを除く27カ国)の2月の新車販売(登録)台数は86万1,058台となり、前年同月から8%増加した。販売増加は6カ月連続。伸び率は前月の5.5%から拡大し、新車市場の回復が加速していることを裏付けた。(表参照)
主要市場ではスペインが17.8%増となったのをはじめ、ドイツが4.3%、イタリアが8.6%、英国が3%の幅で増えた。フランスは唯一、1.4%減と不調だった。
欧米の主要メーカーは軒並み販売が増加。仏ルノー、米ゼネラル・モーターズ(GM)、フォードで上げ幅が10%を超えた。最大手の独フォルクスワーゲン(VW)は8%増だった。
日本勢も好調で、ホンダを除いて増加。上げ幅はトヨタが16.2%、日産が2.3%、スズキが33.1%、マツダが23.7%、三菱が25.3%となっている。
EU27カ国にアイスランド、ノルウェー、スイスを加えた欧州30カ国ベースの販売台数は7.6%増の89万4,730台だった。