2014/3/31

総合 –EUウオッチャー

ユーロ圏景況感指数の改善続く、3月は11年7月以来の高水準

この記事の要約

欧州委員会が28日発表したユーロ圏の3月の景況感指数(ESI、標準値100)は102.4となり、前月の101.2から0.2ポイント上昇した。景況感の改善は11カ月連続。2011年7月以来の高水準まで持ち直した。 ESIは […]

欧州委員会が28日発表したユーロ圏の3月の景況感指数(ESI、標準値100)は102.4となり、前月の101.2から0.2ポイント上昇した。景況感の改善は11カ月連続。2011年7月以来の高水準まで持ち直した。

ESIはEU内の企業経営者と消費者を対象とした聞き取り調査に基づいてまとめられる。分野別では消費者が前月を3.4ポイント上回るマイナス9.3となり、09年4月以来の高水準まで回復。製造業が0.2ポイント、サービス業が0.9ポイント、小売業が0.4ポイントの幅で上昇した。建設業は0.3ポイント低下と、唯一落ち込んだ。

EUベースのESIは前月を0.3ポイント上回る105.3。主要国ではスペインが2.2ポイント、イタリアが1.3ポイント、フランスが0.7ポイント、ドイツが0.4ポイントの幅で改善した。