EU統計局ユーロスタットが14日発表したユーロ圏の2月の鉱工業生産指数(季節調整済み、速報値)は前月比0.2%の上昇となり、11月以来3カ月ぶりに伸びを記録した。前月は速報値で0.2%の低下となっていたが、横ばいに上方修正された。(表参照)
分野別では中間材が0.6%、非耐久消費財が0.5%の幅で上昇。エネルギーは1.7%、耐久消費財は1.2%の低下で、資本財は横ばいだった。
EU28カ国ベースの鉱工業生産指数は0.4%上昇。主要国ではイタリアが0.5%低下したが、マイナスだったフランスが0.2%上昇したほか、ドイツ、スペイン、英国で伸びた。
前年同月比ではユーロ圏が1.7%、EUが2.1%上昇した。