欧州委員会は6日、オンラインで料理などの注文を受けて宅配するオンライン・フードデリバリー市場で、複数の域内企業がカルテルなどEU競争法に違反している疑いがあるとして立ち入り調査を実施したと発表した。対象企業は非公表だが、独デリバリー・ヒーローなど2社が調査を受けたことを確認している。
欧州委によると、問題となっているのは料理や食品・日用品の宅配サービス。対象企業が市場を分け合うなど談合していた疑いが浮上し、2カ国で立ち入る調査を行った。
ロイター通信によると、立ち入り調査を認めたのはデリバリー・ヒーローと、同社のスペイン子会社グロボ。デリバリー・ヒーローはベルリン本社、グロボはバルセロナ本社に調査が入った。