自動車部品大手の独コンチネンタルは15日、ルーマニア西部のティミショアラ工場の拡張工事が完了したと発表した。投資額は約4,000万ユーロ。新しい生産施設では、ディスプレイを中心とする自動車内装部品を製造する。 コンチネンタルの大型ディスプレイはこれまでに合計受注高が70億ユーロに達した。ティミショアラ工場は、グループの大型ディスプレイ生産の中核を担うものと位置付けられている。今回の拡張で、工場床面積は1万1,000平方メートルから1万8,000平方メートルへ増加した。 コンチネンタルによると、ティミショアラの電子部品工場はエアバッグ、エアサスペンション、パワーステアリング、ヘッドアップディスプレイなどの制御装置や、電動パーキングブレーキなどを手がける。年間出荷数は合わせて1,700万を超えるという。