フォードが英EV部品工場で増産、1.5億ポンド追加投資で

米自動車大手フォードは1日、英国工場で電気自動車(EV)部品を生産する計画について、1億4,900万ポンド(約245億円)を追加投資し、当初の予定より増産する体制を整備すると発表した。

同社は2021年10月、イングランド北部ヘイルウッドにある自社工場で、EV用の電動モーターなどパワーユニット(動力装置)を生産すると発表。2024年から稼働する予定となっている。投資額は2億3,000万ポンド。追加投資による増産によって、同工場の年産能力は25万基から42万基に拡大する。

フォードは欧州で販売する乗用車を2035年までにEVに一本化する計画。商用車も35年までにEVだけとする。また、26年までに欧州で年60万台のEVを販売する目標を掲げている。その70%のEVにヘイルウッドが部品を供給する。

フォード英国法人によると、同工場は欧州のEV生産のハブとして、部品をルーマニアとルコの組み立て工場に供給する。

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