欧州委員会が1月30日に発表したユーロ圏の同月の景況感指数(ESI、標準値100)は99.9となり、前月の97.1から2.8ポイント上昇した。同指数はロシアがウクライナに侵攻した直後の3月から下落が続いていたが、3カ月連続で改善。22年6月以来の高水準まで持ち直した。
分野別では製造業が1.9ポイント、サービスが3.0ポイント、消費者が1.2ポイント、小売業が1.9ポイントの幅で上昇した。建設業は2.3ポイント低下し、唯一悪化した。
EU27カ国ベースのESIは前月を2.3ポイント上回る98.0。主要国はフランスが4.4ポイント上昇と大きく改善した。このほか、スペインが2.7ポイント、ドイツが2.5ポイント、イタリアが1.7ポイントの上昇となった。