クボタは1日、仏農作業機器メーカーのB.C.テクニック・アグロ・オーガニックを買収すると発表した。これによって製品群に除草機が加わる。買収額は明らかにしていない。
ノルウェー子会社のクバンランドを通じて、B.C.テクニックの全株式を取得し、完全子会社化する。
B.C.テクニックは作物や作業に合わせた機能をトラクターに実装した農業用インプルメントの中でも、除草機に特化したメーカー。「フェニックス」のブランド名で製造・販売している。
フェニックスは高解像度カメラでインプルメントの位置を自動制御するシステムなど、先進的な機能を取り入れながら、高速で精密な作業を行える。クボタは耕うん、種まき、施肥などに使われる農機を展開しているが、除草機は扱ってこなかった。農薬を使用しない有機農法が普及する中、除草剤を使わずに除草できるインプルメントの重要が高まっていることから、今回の買収を決めた。