EU統計局ユーロスタットが3日に発表したユーロ圏の1月の生産者物価(建設業を除く)上昇率は前年同月比15.0%となり、前月の24.5%から大幅に縮小した。依然として高水準ではあるものの、エネルギー高騰の鈍化に伴い、縮小傾向が続いている。
上昇率の鈍化は5カ月連続。分野別の上昇率はエネルギーが20.5%、中間財が11.3%、資本財が7.3%、耐久消費財が9.0%、非耐久消費財が15.4%となっている。エネルギーは前月の48.5%を大きく下回った。
EU27カ国ベースの上昇率は16.4%。主要国はドイツが18.3%、フランスが17.9%、スペインが8.1%だった。