欧州委員会が2月27日に発表したユーロ圏の同月の景況感指数(ESI、標準値100)は99.7となり、前月の99.8から0.1ポイント下落した。ESIの低下は4カ月ぶり。ロシアがウクライナに侵攻した直後の22年3月から下落が続いていた同指数は11月からが改善が続き、12月は22年6月以来の高水準まで持ち直したが、上昇にストップがかかった。
分野別では小売業が0.6ポイント、消費者が1.7ポイント、建設業が0.4ポイントの幅で上昇したが、製造業が0.7ポイント、サービス業が0.9ポイントの低下となった。
EU27カ国ベースのESIは前月から横ばいの97.8。主要国はスペインが20.ポイント、フランスが1.5ポイントの低下と振るわなかった。ドイツは0.1ポイント上昇。イタリアは横ばいだった。