EU統計局ユーロスタットが15日に発表したユーロ圏の1月の鉱工業生産指数(季節調整済み、速報値)は前月比で0.7%の上昇となった。プラスとなるのは2カ月ぶり。前月は1.3%の下落だった。(表参照)
分野別では中間財が1.5%上昇し、プラスへの転換に貢献した。一方、エネルギーは0.8%、資本財は0.2%、耐久消費財は0.7%、非耐久消費財は2.1%の幅で低下した。
EU27カ国ベースの鉱工業生産指数は0.3%上昇。主要国はフランス、イタリア、スペインが低下したが、ドイツが1.8%の上昇となった。
前年同月比ではユーロ圏が0.9%、EUが1.0%の上昇。前月はそれぞれ2.0%、0.6%の低下だった。