2014/11/17

EUその他

欧州医薬品庁長官が退任、裁判所が任命無効の判決

この記事の要約

EU公務員裁判所は13日、欧州医薬品庁(EMA)のグイド・ラージ長官が2011年に任命された際の手続きに問題があったとして、同長官の任命を無効とする判決を下した。これによりラージ長官は退任し、当面はアンドレアス・ポット副 […]

EU公務員裁判所は13日、欧州医薬品庁(EMA)のグイド・ラージ長官が2011年に任命された際の手続きに問題があったとして、同長官の任命を無効とする判決を下した。これによりラージ長官は退任し、当面はアンドレアス・ポット副長官が長官代行を務める。

EMAの長官は、欧州委員会が推薦した候補者の中からEMAの管理委員会が任命する。11年にEMAのポット前長官の後任を決定する際、欧州委の候補者リストから除外されたブルガリア医薬品庁のエミール・フリストフ前長官は、候補者を検討する選定委員会のメンバーに、当時ラージ氏も所属していた管理委員会の委員2人が含まれていたことは問題があるとして、12年1月にEU公務員裁判所に提訴していた。裁判所は、ラージ長官が任命される過程において利益相反があったとの判断を示し、任命を無効とした。

EMA管理委員会のケント・ウッズ委員長は判決を受けて声明を発表し、判決は手続きを問題にしたものであり、「ラージ長官のEMA運営能力を反映したものではない」と強調した。EMAと欧州委は今後、判決に異議を申し立てるか検討するとしている。